例年通りこの時期のウィーンの街は様々な花が咲いています。
「森の都」とも言われるウィーンですから街の至る所に緑があり、庭園、公園がには多くの花が植えられています。
こちらはBlauglockenbaum
(ブラウグロッケンバウム)とドイツ語で
呼ばれ、学名ではPaulownia tomentosa,日本語ではキリです。
ゴマノハグサ科で、キリ属です。
原産は中国の中央や北側で、落葉広葉樹
です。
日本には古く中国から入って来たようで、
北海道の南西部以南直裁され、もしくは
野生化して山地に生育しているそうです。
背丈が20mぐらいまでとかなり高くなり、
薄い紫の花を咲かせます。
高いので遠くからでもよくわかります。
開花時期は5月ですが、ウィーンの中心部では、今年4月の終わりには
もう咲いていました。
花は薄い紫の円錐形で、花弁は長さ4~6cm、
上に向かって30cm
ぐらいまでの高さに
たくさんの花を
咲かせます。
Glockeは"鐘"という意味のドイツ語ですが、そんな形をしています。
日当たりのいい場所が好まれ、ヨーロッパの、冬にそこまで寒くならない場所にも
多く見られ、観賞用として人気があります。
古くから良質の木材として使われ、軽く、柔らかく、木目も美しいです。