去年5月5日付で「ウィーン シェーンブルン宮殿の花」として紹介した
セイヨウサンザシですが、今年も綺麗に咲いています。
宮殿に素晴らしい効果を与えるので、このコーナーでも取り上げたくなってしまいます。
ドイツ語では、Rotdorn
(ロートドルン)、学名で
Crataegus laevigata ‚Paul’s Scarlet‘ + Punicea + Punicea Flore Pleno、日本語では
セイヨウサンザシです。
バラ科のサンザシ属です。
セイヨウサンザシはかなり深く根付き、低木もあれば、10mぐらいまでの高い木もあります。
ヨーロッパから北アフリカにかけての標高1000mぐらいまでの所に見られ
ローム土壌(粘土質の高い土壌)を
好みます。
しかし、こちらでは観賞用として庭や公園に多く植えられています。
写真は2枚共シェーンブルン宮殿に植えられているセイヨウサンザシで、
4月23日午前10:30頃に撮影したものです。
やはり去年より早く咲きました。
まだこれから咲こうとしている箇所もありますね。
開花時期は通常5~6月で、一重咲き、八重咲きで、濃いピンク色ですが、桃色、紅色もあります。
ウィーンの川沿いなどでは、野生のサンザシ(Weißdorn)が多く見られますが、
こちらの花の色は白です。
去年5月5日付の「ウィーン シェーンブルン宮殿の花」を御覧下さい。
シェーンブルン宮殿の黄色、空の青、そしてこのセイヨウサンザシのピンクと非常に美しいコントラストです。