例年通り、色々な花が咲いているウィーンです。
すでに何回も書いていますが、今年の冬は暖かかったので、春の訪れが早く、いつもよりもかなり早く花が咲き始めています。
こちらはドイツ語で
Gewöhnlicher Judasbaum、
ラテン語でCercis siliquastrum,
日本語ではセイヨウハナズオウです。
マメ科、ハナズオウ属、多年草で、4~8mぐらいの低木もあれば、10mを超える高木まであり、
幅も10mぐらいになるものもあります。
濃い桃色の花が幅広く
たくさん見られます。
アドリア海より東側の地中海から西アジアに分布し、
開花時期は3~4月です。
花は一箇所から3~8個に広がって咲き、濃いピンクで、太い幹や枝からそのまま咲きます。
花の後に5~9cmぐらいの細いさやに入った豆が
たくさんぶら下がります。
ある程度乾いた石灰成分が含まれた標高400m以下の
土壌が好まれます。
観賞用としてこちらでは公園、ブドウ畑、一般の庭などに多く植えられています。
こちらはおまけです。
去年の5月初めに撮影したものです。
この写真のマロニエは、去年と全く同じ
マロニエで、3日前の4月18日の
午前中10時頃に撮影したものです。
今年はかなり早く咲きました。
以下2枚もシェーンブルン宮殿の白と赤のマロニエです。
白のマロニエは今年4月11日に撮影したもので、十分咲いているのがわかります。
赤は4月18日です。
今年はいつもよりかなり早く
花が咲いていることがわかります。