ウィーンによく見られるこの時期の花 54 (セイヨウハナズオウ)

例年通り、色々な花が咲いているウィーンです。

すでに何回も書いていますが、今年の冬は暖かかったので、春の訪れが早く、いつもよりもかなり早く花が咲き始めています。

 

こちらはドイツ語で

Gewöhnlicher Judasbaum、

ラテン語でCercis siliquastrum,

日本語ではセイヨウハナズオウです。

マメ科、ハナズオウ属、多年草で、4~8mぐらいの低木もあれば、10mを超える高木まであり、

幅も10mぐらいになるものもあります。

濃い桃色の花が幅広く

たくさん見られます。

アドリア海より東側の地中海から西アジアに分布し、

開花時期は3~4月です。

 

花は一箇所から3~8個に広がって咲き、濃いピンクで、太い幹や枝からそのまま咲きます。

花の後に5~9cmぐらいの細いさやに入った豆が

たくさんぶら下がります。

 

ある程度乾いた石灰成分が含まれた標高400m以下の

土壌が好まれます。

 

観賞用としてこちらでは公園、ブドウ畑、一般の庭などに多く植えられています。

 

 

 


こちらはおまけです。

 

去年2013年に紹介したマロニエ

去年の5月初めに撮影したものです。

 

この写真のマロニエは、去年と全く同じ

マロニエで、3日前の4月18日の

午前中10時頃に撮影したものです。

今年はかなり早く咲きました。

 

以下2枚もシェーンブルン宮殿の白と赤のマロニエです。

白のマロニエは今年4月11日に撮影したもので、十分咲いているのがわかります。

赤は4月18日です。

 

今年はいつもよりかなり早く

花が咲いていることがわかります。


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