こちらの空間はStubentorから
すぐの所にあるPostgasseから
入ることができる空間です。
ここに入るととても細長い中庭空間を見ることができます。
右と左の建物を結んでいる上部が
バロック的曲線とルネッサンス的なアーチが一体化した橋のようなものが印象的です。
この正面に見える数字は1365-1885と書かれ、その下には双頭の鷲を見ることができます。
実はこの界隈には元々ウィーン大学がありました。ウィーン大学は、1365年
ハプスブルグ家のルドルフ4世によって創立されたドイツ語圏では最古の大学です。
現在のウィーン大学はリンク道路上に移っていて、1884年に完成した重要な建築のひとつに数えられています。
ウィーン大学がリンク道路沿いに移転する1885年までここにあったことを
示しています。
この右側の建物のもっと奥にはイエズス会教会が位置しています。
こちらの空間も細長い中庭空間です。
ここはレストラングリーヒェンバイスルがあるFleischmarktから脇道的に伸びて
いる空間です。
正面には窓2つ分の細長い建物が見え、
その下にはバロック的アーチがあり、
さらにその奥にも空間が広がっているのがわかります。
左側をよく見ると日本でいう4階に
パヴラッチェン構造が見られます。
建物に囲まれた中庭空間も素敵ですが、
このような公道的な空間もおもしろい
ですね。