ウィーンの街は補助標識が多い

ウィーンの街を歩いていると車道や歩道の至る所に道路標識が立っています。

これらも街の景観に完全に溶け込んでいるため、通常はあまり目立ちませんし、その標識が立てられている界隈で何かしようとしなければ意識しません。

 

私も車を運転しますが、車に乗っているドライバーからの立場と、歩行者での立場が違う

ことは車を運転する人であれば誰でも理解できることです。

 

様々な標識があり、日本でもお馴染みの標識ももちろん多くあるわけですが、

それと同時にウィーンの街は補助標識が多いんだな・・・と改めて思います。

 

その例をひとつ見てみましょう。

 

 

こちらの標識は「歩行者専用道路」(Fußgängerzone)を示しています。

その下を見ると、何やら色々なことが書かれている補助標識があります。

 

最初には

「ausgenommen Mo.-Sa.(wekt) v.6-13h」

 

もちろんドイツ語を知らなければ、数字しか理解できませんが、地元ではこの表示はとても重要です。

ausgenommen(アウスゲノンメン)は、以前「一方通行」でも書いていますが "例外"を意味します。

(後ろにEINBAHN標識が見えますね)

 

これは「月曜日~土曜日の平日6時~13時までは例外で・・・」ということですね。

 

更にその下には何が例外であるかと記されています。

荷物の搬入、タクシー、身障者の乗り降り、そして自転車です。

 

つまりこの標識全体の意味は

「月曜日~土曜日の平日6時~13時までの、

荷物の搬入、タクシー、身障者の乗り降り、そして自転車を除いた歩行者専用道路」ということになります。

 

このような補助標識はとても多く見られます。

なんかややこしいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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