昨日4月5日から、
シェーンブルン宮殿恒例の復活祭市が始まりました。
今年で12回目です。
ドイツ語で復活祭は、"OSTERN" (オステルン)といいます。
そのため復活祭市も"Ostermarkt" (オスターマルクト) と呼んでいます。
キリスト教の成り立ち、謝肉祭でも書いていますが、純粋にキリストが復活することを意味するドイツ語は"Auferstehung"と言う言葉がありますので、Ostern本来の意味はキリストの復活ではありません。
"復活祭"とは後の人が日本語で、その内容に合わせて意訳的に表現したわけで、
こちらでは復活祭という表現ではありません。
今年の4月20日が復活祭ですので、その日に復活祭について触れたいと思います。
クリスマス市のような雰囲気ですね。
でも売られている物がクリスマス関係
ではなく、復活祭関係のものが多く、
また手作り工芸品、食べ物スタンド、
週末は子供達がマジパンの
復活祭うさぎ(Osterhase)、
復活祭卵(Osterei)
を作れるイヴェントもあります。
並んでいる屋台の場所もクリスマス市とは違っています。
こちらは毎年恒例の
シェーンブルン宮殿の
イースターエッグです。
この時期のシェーンブルン宮殿に
行くと、とにかく目立つ位置に
置かれています。
卵にもちょっとした飾りがあって、青と黄色の卵で、Osternならではのものです。
復活祭のシンボルのうさぎ(Osterhase)や卵(Ostereier)については復活祭を迎えるまでの近いうちにこのコーナーでまた紹介します。
ウィーンの街は年間を通して季節やその時期を感じるイヴェントが数多くあります。
街の雰囲気がその時期を象徴するかのようで、人々が街の雰囲気をベースに日常の生活を送っているかのようです。
シェーンブルン宮殿の復活祭市は、
4月5日~4月21日 10:00~19:00 です。
ちなみにシェーンブルン宮殿の正門、ヒーツィング門、マイドリンク門は
20:00まで開いています。