3月上旬ぐらいからウィーンの街や公園などに花が植え始められました。
もう何回も書いてますが、今年の冬は本当に暖かい冬で、
ある意味で「冬」というのがなかったような気がしています。
リンク道路の並木も緑をつけ始めています。
こちらははお馴染みパンジーです。
ドイツ語ではStiefmütterchen,
Garten Stiefmütterchen,
ラテン語でViola wittrockiana,
スミレ科、スミレ属です。
1800年代北欧で鮮やかで大きなスミレを
作るためにスミレやスミレ科から交配、交雑されて生まれたようです。
高さ20~30cmぐらい、色は交配が進み、赤、紫、オレンジ、スミレ色、黒など様々です。
日当たりがよく、排水がいい所でよく成長します。
1年草ですが、最初の1年目は葉を茂らせて
冬を越し、次の年に花を咲かせてその後枯れるのが一般的です。
スミレの仲間は世界に450種類ほどあるそうですが、現在の園芸品種は全て人為的な合成種です。
写真は2枚共ベルヴェデーレ宮殿のもので、今年最初に植えられた花です。
冬が近づくと、花は移されてしまい何もありませんが、春になると再び植えられます。