公共交通機関でのタダ乗り乗車率

ウィーンの公共交通機関として、U-Bahn (地下鉄)、路面電車(Straßenbahn),

路線バス(Autobusulinien)、国鉄(ÖBB)があり、これらは全て共通券で乗ることができます。

その中で国鉄(ÖBB)を除いた3種類がWienerlinien(ウィーン市交通局)により運行されています。

ウィーン市交通局によると、去年2013年は今までになく闇乗車が(いわゆる乗車券なしのタダ乗り)138.000人と少なかった年だそうです。

 

「Fahrscheine bitte!」(乗車券をお願いします)という言葉が、去年地下鉄、路面電車、バスの中で580万回以上も

響きました。

 

タダ乗りを捕まえるための検札係りはウィーン市地下鉄、路面電車、バスで1日100人です。

検札係り1人が1日160人ぐらいまでを検札するそうですか、その中で平均4人は

闇乗車だそうです。

検札係りが1日100人ですから、1日16.000人が、検札される計算になります。

 

最近は車内だけではなく、地下鉄の出口の所で、5~8人ぐらい係りが出口に向かう人々を検札しています。

そこを通る人は絶対に乗車券を見せなければ通れないようになっています。

実際地元では、年間定期を所持している人がかなり多いです。

 

2004年闇乗車率は4.55%

2009年闇乗車率は3.37%,

2012年闇乗車率は2.69%

去年2013年は2.4%で、かなり減退したということです。

 

不正乗車した場合の罰金は、103ユーロです。

去年はその罰金額合計が約1420万ユーロ、今日の¥レートで換算すれば

約19億7千万円ということになり、相当な額ですね。

 

 

 

 

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