ウィーンの街はバロックの都とも言われるぐらいにバロック建築が多く見られます。
2013年3月13日に「ウィーンはバロックの都」、
10月15日に「ベルヴェデーレ宮殿」でバロックのことについて触れています。
でもかならずしも建築が全てというわけではありません。
バロック曲線は色々な所に見られます。
こちらはアウグスティーナ教会の椅子に見られる装飾です。
典型的なバロック曲線を見ることができます。
バロックは16世紀終わり、イタリアから始まりました。
ここオーストリアでは1630年ぐらいからマリア・テレジアの父カール6世が亡くなる
1740年ぐらいまででしょうか。
バロックの視覚的特徴は、左右対称(シンメトリー)、豊かな装飾、歪んだ曲線、それから何と言っても楕円形です。
ウィーンで重要なバロック建築と言えば、やっぱりシェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿が最初に登場するでしょうか。
こちらはシェーンブルン宮殿の
階段です。
何気ない所にでもこのように
バロック装飾が使われています。
大きな建造物だけではなく、このような細部に至るまで、バロックの要素を見ることができるわけで、それらが全て融合し、バロックの世界を演出しているわけです。