去年2013年6月17日に「ウィーンの自転車文化」、
6月20日に「ウィーン シティバイク」、
7月11日に「ウィーンの電動自転車シェアリング」などを紹介しましたが、
これらはとても便利ですが、基本的にウィーン市内での利用が目的です。
しかし、今日テーマである「nextbike」はそれとは比較にならない広範囲の
自転車シェアリングで、オーストリアだけでなくヨーロッパのかなりの街に置かれて
います。
nextbikeは全くの同名で、2004年ドイツのライプツィヒで設立されました。
現在ではドイツだけでなく、オーストリア、スイス、ポーランド、ラトヴィア、キプロス、ブルガリア、ニュージーランド等9ヵ国で運営されています。
コンセプトとして、環境にやさしいこと、移動を多くしなければいけない社会人、
ホテル宿泊客へのサービス、広告等です。
ちなみにここオーストリアではBurgenland州のノイ・ジィードラー湖周辺から始まり、徐々に範囲を広くし、現在ではウィーンのStammersdorf、Hütteldorf、Lieseing,
そしてNiederösterreichの広範囲で利用することができます。
この写真はウィーンの有名な
ホイリゲ街Stammersdorfのnextbikeステーションです。
ウィーンではこのStammersdorfの他に、Strebersdorf,Hütteldorf,Liesingと、ウィーンの森や郊外に
通じる場所に設置されています。
利用するためには、インターネット上から登録します。名前、住所、電話番号,Eメールアドレスが必要で、銀行振り込みかクレジットカード決済で、1回限りの1ユーロの登録料がかかります。
料金は1時間1ユーロ、24時間8ユーロです。
地域Mödling, Wr. Neustadt,St. Pölten, Neunkirchen、
südlich (Leopoldsdorf, Hennersdorf, Maria Lanzendorf) 、nördlich von Wien (Region 10 vor Wien) 内は最初の30分は無料です。
オーストリア国鉄カードや、Niederösterreich カードを持っていると使用料が割引されます。
ウィーンの森の景勝地にの例えばBaden,Mödling,Hinterbrühl,Klosterneuburgなどにもステーションがありますので、時間があって事前に調べておけば、天気のいい時などはウィーンの森をこのnextbikeで走ることができるわけです。
返す場所は借りた場所でなくてもよく、決められたnextbikeステーションに返します。
借りている時に、修道院、博物館等を見学する場合は、nextbikeを駐輪しますので、その時に盗難防止のための鍵を用意していれば安心して駐輪できます。
以下オーストリアのnextbikeサイトで、ここで登録からステーションまで確認することができます。
https://www.nextbike.at/ (ドイツ語と英語)