ウィーンの街は23区で成り立っていますが、その中で最大の市場といったらNaschmarkt・・・ナッシュマルクトです。
ナッシュマルクトは、現在のウィーン6区に位置し、
Rechte Wienzeile とLinke Wienzeileの間にあり、
ナッシュマルクトの下にはウィーン川が流れています。
ナッシュマルクトは1780年、当時まだ河川工事が行われていなかったウィーン川の右岸(カールス教会側)に、農家の市場のような形で乳製品などが多く売られていました。
オフィシャルには「Kärntnertor Markt・・・ケルントナートーアマルクト」と呼ばれ、Wiedner Hauptstraße、Resselgasse、Operngasse,Treitlstraßeの領域にあり、
現在のカールス広場辺りに位置していました。
1780年以前は旧市街地のFreyungに市場があり、Aschenmarkt(アッシェンマルクト)と呼ばれ、果物や野菜を売っていました。
でもここのショッテン修道会とウィーン市の争いがあったことから、1780年にFreyungからこちらに移ったわけです。
1899年にオットー・ヴァーグナーの市営鉄道(Wiener Stadtbahn)が開通し、ウィーン川の河川工事と地下化が行われ、1905年に現在の場所に移ったわけです。
ナッシュマルクトの広さは2.3ヘクタールもあり、
長さ約600mです。
メイン通りが2本あり、いわゆる市場側と、ちょっとしたレストランが多く並んでる側とあります。
ここを歩くと、必ずと言っていいほど、店の人から「こんにちは、とかニーハオ」なんて声を掛けられます。
ナッシュマルクトの延長上には毎週土曜日だけ行われる、好例ののみの市があります。