ウィーンには様々なレストランがありますが、このピアリステンケラーも地元では有名な歴史あるレストランです。
Keller (ケラー)というのは地下という意味に一般的によく使われます。
そのため地下にあるレストランはよく・・・ケラーという名前が付けられています。
ピアリステンケラーは、ウィーンの市庁舎から約700mリンクとは反対方向に10分ぐらい歩いた所にあります。
そこはレストランの名にもなっているピアリステン修道会とその美しいバロック教会が建っているちょっとした広場になっています。
ピアリステン修道会は、
José de Calasanz (1557-1648)によって1617年にローマ教皇から認められました。
創始者の彼はスペイン出身の貴族で、ローマに貧しい子供達のために初めて無料の学校を設立します。
このウィーンのピアリステン修道会は皇帝レオポルド1世が1697年に許可を与えています。
1997年はここの300年記念の年で、それに合わせて修道会、教会、レストランも綺麗になりました。
入り口から階段を下りて行くと、薄暗いレストランに随所に電気が灯されて独特の雰囲気です。
奥に行くと、細長い空間と大きな空間と2つあり、
レストラン内にはオーナーの趣味から
始まったちょっとした博物館的な感じで、色々なショーケースに歴史的展示品が置かれています。
通常はこのどちらかの空間で食事をしますが、ここは別料金になりますが、さらにワイン試飲も提供されています。
昔の帽子をかぶらされ、もっと奥に行くとワインケラーに続いて行き、半ば密教的な演出でワイン試飲を楽しむことができます。
このピアリステンケラーは、夕方18:00~24:00 が営業時間で、残念ながら昼は営業していません。
もし時間があって、ちょっといい雰囲気のレストランをお探しであれば知っていても損はないレストランです。