海外旅行をすると、その国の物価水準が当然気になりますよね。
オーストリアはユーロ通貨が使われているわけですが、
街中の表示価格を見て、
日本円に換算して、
~¥ぐらいか~・・・という計算を多くの方がされるでしょう。
私だって、オーストリアから他のヨーロッパの国々に行けば、ユーロ圏であればオーストリアの物価水準と単純に比較し、またユーロ圏ではない国に行くと、やはりユーロに換算して物価を計っています。
これは当たり前のことだと思います。
しかし、外貨で換算するということは、為替レートというものがあるので、
それは変動しますね。
その時のレートを基本にして計算しますので、例えば円安の時、円高の時では
大きな差が生じます。
例えば2007年の時に日本に休暇で帰った時、1ユーロ≒165円(手数料なし)で、かなりの円安だったんですね。
これで計算すると、ここオーストリアで、100ユーロを基本にすると、単純に日本円では¥16.500となるわけです。
でも現在は、手数料なしの1ユーロ≒133円ですから、¥13.300となりかなりの差が
あるわけです。
実際はここオーストリアで100ユーロを出すということは、日本で言えば1万円札を出すという感覚です。
1ユーロはつまり100円玉を使うという感覚ですね。
為替レートに関係なく、こちらの方が本来の物価水準の目安です。
日本で生活をしているのであれば、外貨に関係がある人を除いて、
全て「¥」で社会が動いています。
ここオーストリアにいる限り、基本はユーロしか使いませんので、本来為替レートは普通に生活する上では必要ありませんね。