ついちょっとおもしろい・・・というタイトルで始めてしまいましたが、このようなものは結構見られる物です。
でもウィーンの街中ではこれしかないと思います。
ウィーンには7つの美術館がありますが、これはオペラ座裏のアルベルティーナ広場にあるアルベルティーナ美術館に行く階段です。
アルベルティーナは、王宮の一角のAugustinerbastei
(アウグスティーナーバスタイ)の上に、もともと17世紀後半に宮廷役所として建てられました。
18世紀の1742~1745年マリア・テレジア時代に、マリア・テレジアの助言者で、宮廷建築監督のEmanuel Silva-Tarouca によって宮殿に改築されます。
その後18世紀終わり1795年、ザクセンのアルベルト公が所有し、彼の好みに改築させました。
このアルベルト公は、マリア・テレジアの成人した子では次女にあたるマリア・クリスティーナと結婚します。
このアルベルト公はグラフィックコレクションを所有しており、彼が亡くなった1822年にはそのコレクションの重要な作品が一般公開されています。
そこからここはアルベルティーナという名称がついています。
ここには、手前のエスカレーター、エレベーター、奥の階段からも行くことができますが、この写真に見える階段はこのアルベルティーナ美術館の内容を示しています。
こちらはその階段を遠くから見た全体像です。
2013年9月20日~2014年01月12日まで、「マティスとフォービズム」展が開催されています。
この階段はその宣伝です。
下にはDOROTHEUM(ドロテウム)という文字が見られますが、有名ないわゆる質屋で、ヨーロッパ至る所に支店があり、本店はウィーンでここから歩いてすぐの所にあります。
そのドロテウムがスポンサーですよ・・・という意味です。
何か展示会の内容のフォービスムを感じさせる階段ですね。