このブログコーナー6月26日にウィーンの地下鉄について簡単に書きました。
ウィーン地下鉄の扉の上の
真ん中部分にかなり前から、この写真のように赤く点滅する警告灯が、かなりの車両に取り付けられています。
これは扉が閉まる時に、ピー、ピー、ピー・・・っと音を出しながら、平均8~9回点滅を繰り返します。これによって扉付近の乗客に注意を促すわけです。
もっとも、現在のウィーンの地下鉄の新車両と地下鉄6号線(U6)は、扉が左右に開いている時の、扉付近両脇の部分にはセンサーが取り付けられていて、閉まる時にセンサーを遮ると、扉がそのまま閉まらず、すぐにまた開くようになっています。
このセンサー機能は、現在もまだたくさんウィーンの街を走っている旧式の路面電車
(階段付で、ローフロアーではないウィーンらしい路面電車)にも取り付けられています。
私自身も、路面電車の扉が閉まりかけている時、カバンや手でセンサーを遮って乗り込んだこともよくあります。
この地下鉄に取り付けられている赤く点滅する
警告灯が、路面電車にも使われていました。
数日前偶然にもその
警告灯が取り付けられている路面電車に乗車しました。
基本的には地下鉄と全く同じです。
この路面電車の警告灯はおそらくまだ新車両だけに見られると思いますが、これからもっと増えてくると思います。
日本でも「駆け込み乗車はおやめ下さい!」という駅のアナウンスをよく聞きます。
こちらも見ていると、かなりの人が駆け込み乗車をしていますね。
しかも、間に合わなくて、乗れなかった腹いせに扉を叩く人を何回も見たことがあります。
最近では事故防止のため、ウィーン市交通局は積極的に注意を促しています。
例えば地下鉄のホームで、地下鉄が出発する際、扉が閉まりますが、その扉が閉まる時に、1枚目の写真で紹介した警告灯が点滅するわけですが、同時に駅構内に
「Steigen Sie nicht mehr ein!」・・・直訳すれば「もう乗らないで下さい!」・・・
つまり「御乗車はおやめ下さい!」というアナウンスが毎回流れています。
ちなみにこの2枚目の路面電車の写真は、リンク道路上を走っている時のものです。