数日前仕事中に歩いていたら
写真のような水飲み場に気づきました。
実際には消火栓として
街の歩道の部分に設置されているものですが、最近ウィーン市がその以前からあった消火栓の上に、新たに、井戸から
水をくみ上げるような機能を持った、青い部分を取り付けたようです。
ユニークなことに消火栓の下には、お皿が用意されています。
これは犬用に設置されたものですね。
青いレバーの様な部分をポンプのように作動させると、手前の青の大きな蛇口のような所から水が出て来ます。
この水はもちろん、ウィーンの上水道です。
つまりアルプス山脈からの湧水ということになりますね。
こちらはその青い部分を拡大してみました。
よく見ると「WIENER WASSAR」・・・ウィーンの水と書いてあります。
本来、街中の消火栓の役割を果たすものが、同時に私達人間や、ワンちゃんにも同時に飲んでもらえる・・・
見かけはユニークですが、この発想は素晴らしいと思います。
こちらは別の場所の歩道に設置されているものです。
水をくみ出す部分が上の写真のように青ではなく、黒ですね。
そのため全体的に統一されていて、
不自然さを感じません。
以前このブログコーナーでも、
1月25日に「ウィーンの水道水」、
7月7日に「ウィーンの飲料水スタンド」というタイトルで、ウィーンの
上水道のことは
何回か取り上げています。
ウィーン市が、このアルプスからの上水道を誇りに思い、そしてできるだけ多くの人に使ってもらおう・・・
という姿勢が感じられます。