インペリアルトルテとアインシュペンナー

ウィーンには個性ある伝統カフェがいくつもあります。 

 

一般的に単独のカフェハウスをイメージしますが、ザッハートルテを生んだホテルザッハーのようにホテル自体が有名で、そこのカフェやトルテが知られている場合もあります。

 

その中で、ウィーンでは一番格式があると言われる「ホテル インぺリアル」のインペリアルトルテも有名で、ザッハートルテに対抗するかのように、ホテルインペリアルが力を入れて宣伝しています。

 

ホテル インペリアルは元々リンク道路上の建造物として、1865年 Prinzen von Württemberのプライベート宮殿として、Arnold Zenetti によって建てられました。

その後所有者が変わり、最終的に1873年にウィーン万博博覧会の時、フランツヨーゼフ1世皇帝とエリザベート皇后立ち会いのもと、ホテルとしてオープンしています。

 

インペリアルトルテは伝説によれば、ある若者が、このホテルオープニングの時にフランツヨーゼフ1世皇帝に敬意を表し、発明したと言われています。

 

ミルクチョコレートのすぐ下は

Marzipan(マジパン)、カカオクリームにアーモンドが幾層にも重なっています。

 

口の中に入れると結構ずっしり感があります。

 

ミルクチョコレートの上には、ハプスブルグ帝国を思わせる双頭の鷲のワッペンが置かれています。

 

ちなみにここに見られるコーヒーはアインシュペンナーです。

インペリアルホテルのアインシュペンナーは、生クリーム部分が大変多く、コーヒー部分がとても少ないですね。

 

インペリアルトルテはザッハートルテとはかなり違います。

 

 

 

 

 

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