8月28日付で書いた、ウィーンの植物園 (Botanischer Garten) の中には竹が植えられている場所があります。
この植物園はベルヴェデーレ宮殿の真横に位置し、街の中心に比較的近いのに、まるでウィーンの森にいるような雰囲気です。
この植物園の中ほどに、この竹林のコーナーがあります。
ちょっと日本的な雰囲気です。
これはドイツ語では、Hoher Bambus (ホーアー・バンブス),ラテン語では Phyllostachys viridiglaucescens、
日本では真竹(マダケ)属です。
原産は中国の揚子江と黄河に挟まれた地域とされていますが、現在では温帯、亜熱帯地域の世界各地で見られます。
高いものは30mぐらいまで伸びるものもあります。
この竹林のコーナーには、実際に竹林の中に入れるように、2箇所の通路が作られています。
日本でよく見られる太い竹はこちらではあまり見ることができませんが、
それでもここではかなり日本を思わせるような、それなりに太い竹も見られます。
こちらでは観賞用として、好んで庭に植えられています。
またショッピングセンター内の通路や、集合住宅の共同敷地、店の中等
かなり人気があるようです。