世界遺産のひとつである
ヴァッハウ渓谷はドナウ河の一番美しい所として知られています。
このヴァッハウ渓谷のハイライトが
メルクから船で下り、デュルンシュタインで船が180度ターンして船着き場に停まる時に絶好の写真ポイントがあります。
この聖堂参事会修道会の教会とその背後に見える廃墟のクエンリンガー城がとても綺麗に納まります。
この廃墟のお城はイギリスのリチャード獅子親王がオーストリア、バーベンベルクのレオポルド5世に捕らえられ、1192~1193年に幽閉されていたお城です。
ここのお勧めは何と言ってもこの廃墟のお城に登ってみることです。
下から見ると意外と近いように見えるんですが、片道25分ぐらいかかります。
ここへの登り口はデュルンシュタインの街のメイン通りからそのまま登って行けます。
道は所々岩が突き出ていて、歩幅を広げる箇所もあり、また階段もかなり多くあります。
後半になると坂が結構きついです。
そしてやっと廃墟のお城が見えてきて・・・しかしまだ頂上ではなく、そこからさらに先に行き、この廃墟のお城自体に登れるようになっています。
廃墟のお城の頂上に着くと、登って来た苦労を忘れさせる、ほぼ360度の素晴らしい眺めが楽しめます。
ここから眺めるドナウ河はとても印象深いものとなるでしょう。
周辺の街やぶどう畑が絵のように目前に広がります。
船下りをして少し街を散策してからウィーンに向かうというパターンが圧倒的に多いわけですが、時間が許せる方は、是非、このクエンリンガー城に登ってみて下さい。
絶対にお勧めです!