このブログコーナー2013年8月16日付でメルク修道院だまし絵のフレスコ画
について書きました。
このメルク修道院はバロックの素晴らしい建造物としても有名ですが、内部見学をすると様々なおもしろい物や貴重な物、歴史的流れ等を見ることができます。
おもしろし物のひとつとして、
「Bad Ischler Uhr」
(バードイシュルの時計)
があります。
この時計は修道院見学コースの本当の最後に見られる時計で1810年に
ザルツカンマーグートのBad Ischl
で作られました。
10種類の異なった木
(ナシ、胡桃、樫、ブナ、ボダイジュ、カエデ、トネリコ、マツ、
カラマツ、ニシキギ)・・・を組み合わせて作られているのが特徴です。
元々この時計は全て木で作られましたが、1970年にこの時計が直された時に一部、鉄の部品に代えられました。
近くで観察すると、細部までとても芸術的に作られています。
もちろん今でも正確に時を刻んでいます。
近くに行くと振り子が左右に動くたびに、心地よい響きを聴くことができます。