ウィーンの旧市街はとても歴史があり、ローマ時代から現在に至るまで様々な発見があります。ウィーンに来られるたいていの皆様は、ケルントナー通りがまず基本となるでしょう。これは国立オペラ座とシュテファン大聖堂を結んでいることもあり、また歩行者天国としては一番長いことも理由のひとつです。
その次にグラーベン、そしてコールマルクトと3つの歩行者天国を一筆書きで歩くことができます。ホームページでも紹介していますが、3つの歩行者天国ではグラーベンが一番美しいでしょうか。
でもそんな繁華街から少しでも外れると人通りが少なくなり、
ウィーンらしい路地によく出会います。
でももっとおもしろいのは建物の中庭です。
たいていの建物には中庭があり、素敵な空間を持つ中庭がたくさんあります。
通りを普通に歩いていても色々な様式の建物が目を楽しませてくれますが、
よく見ると建物の中に入れる
箇所が随所にあります。
場所によっては関係者以外立ち入り禁止とも書かれている所もありますが、逆に中庭に店があったり、中庭を経由してオフィスに行ったり・・・なんて場所もとても多いです。
そんな公道的な所は思い切って中を覗いてみると、外から見たのでは全くわからない
美しい、ホッとする空間に出会えます。
そしてそんな中庭には1枚目の
写真に見えるように、
パヴラッチェンと呼ばれる
バルコニー構造を見ることができます。
これがまた絵になるんですね~。
こういう空間は一般の人が生活をしている所も多く、花などもよく置かれています。
ここに紹介した2枚の写真は共にウィーン真ん中に立つシュテファン大聖堂から歩いてすぐです。とても大聖堂すぐそばとは思えない静かな空間です。
このような中庭もウィーンの美しくておもしろい空間のひとつです。