オーストリアワイン

Gumpoldskirchen

オーストリアはとても奥が深い国、その首都ウィーンはヨーロッパ文化が凝縮した街ですから様々なテーマがあります。

 

ありとあらゆるものをできるだけたくさん御紹介したいのですが、毎日仕事で忙しくて、(当たり前なのですが・・・)このブログコーナーではあまり深く、詳しく書いている時間が残念ながらありません。

でも思い立った時に短くても時間を見つけて色々なことを書いています。

 

今日はオーストリアのワインについて少しだけ紹介します。

オーストリアワインと一言で言ってもとても奥が深いんですね。

 

日本でヨーロッパワインと言えば、ドイツ、フランス、イタリア・・・などが一般的でしょうか。でもこの国オーストリアは生産量からすればヨーロッパでは3本指に入るとさえ言われるワイン王国です。

オーストリア国内には44.912haの広大なぶどう畑が存在し、9つ全ての州でワイン生産が行われていますが、主に17の生産地域に分かれています。

州としては、ウィーン、低部オーストリア州、ブルゲンラント州、シュタイヤーマルク州の4州が基本で、アルプスの標高が高くない地域を除いてワイン産業が営まれています。

 

 

地域の名称 面積(ha)
Wien
WIEN
580
Niederösterreich
WACHAU
1.291
  THERMENREGION
1.901
  KREMSTAL
2.256
  KAMPTAL
3.582
  TRAISENTAL
851
  WAGRAM (2006年までDONAULAND)

2.439

  WEINVIERTEL

14.001

  CARNUNTUM
836
Burgenland
NEUSIEDLERSEE
6.239
  LEITHABERG
2.878
  ROSALIA 241
  MITTELBURGENLAND
2.041
  EISENBERG
505
Steiermark

VULKANLAND STEIERMARK

1.671
  WESTSTEIERMARK 639
  SÜDSTEIERMARK 2.744

                             ※2021年時点

 

上記の代表的なワイン産業地域の他にオーストリアの他の州でも少ないですがワイン生産が行われていて"Weinbauregion Bergland"と称されます。

 

 

Weinbauregion Bergland生産地区 KÄRNTEN 125 ha
  OBERÖSTERREICH 73 ha
  SALZBURG 0.06 ha
  TIROL 12 ha
  VORARLBERG 5 ha
ヴァッハウ渓谷

この17の地域の半分の8つが低部オーストリア州にありますね。

またウィーンも17の地域のひとつになっています。

 

中でも特に有名な地域はWACHAU(ヴァッハウ)

ブルゲンランドです。

 

この広いぶどう畑から収穫された

ぶどうは8月中旬から9月初旬に

大部分が収穫され、それからプレスされて発酵して・・・そこからワインになり、これをもう11月初旬には飲み始める・・・

このいわゆる新酒のワインを「ホイリゲ」と言います。

 

ホイリゲの生産量が圧倒的に多く、これは瓶になるワインとは違います。

ホイリゲについてはまた後日書きたいと思います。

 

でもオーストリアワインの本来の醍醐味は、ちゃんと瓶詰され、ヨーロッパでも最も厳しいワインの国家規定を通過して市場に出るワインです。
たくさんのワインを生産するオーストリアですが、ホイリゲのように地元で飲まれるワインが圧倒的に多いんですね。

 

そんなこともあって、オーストリアワインとしては日本では特定の場所を除いて

あまり見られないわけです。

 

また、同じドイツ語圏のドイツのワインと比較するとアルコール度が高いのが特徴です。オーストリアワインはだいたい11%~14.5%ですから

とてもボリュームあるワインが楽しめます。

 

比率では白の辛口が80%、赤、甘口が残り20%ぐらいで飲まれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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