ウィーンのシンボルのひとつである
ゴシック様式のシュテファン大聖堂は、ウィーンを訪れれば誰もが
必ず行く所で街の中心にそびえています。
天を突き刺すような南の塔が印象的で、近くで見るととても迫力があります。
それをさらに盛り上げているのはビザンチンモザイク的な急こう配の屋根です。
この屋根をよく見ると、舌のような、魚のうろこの
ような形が無数に見られます。1枚がかなり細長い物で
それが1枚1枚丹念に取り付けられています。
1枚が2.5kgもあり、大聖堂の南側、北側と全部で23万枚も使われているんですね。
しかもこの屋根の角度は80度です。
上から見ると、下で見ているよりももっと急こう配に見え、垂直に近いことが分かります。