日本からのお客様にウィーンのカフェを飲んで頂く時に、やはりメランジェ、
アインシュペンナーを最初にお勧めしています。
先日5月28日に「ウィーンナーコーヒーはありません」というタイトルでメランジェと
アインシュペンナーに触れました。
ここではもう少し突っ込んでメランジェを含めて
3つのカフェを比較してみたいと思います。
こちらは日本でもポピュラーなカプチーノです。
実際にはカフェによって多少の違いがあると思いますが、カプチーノは、いわゆるエスプレッソ(ウィーンではMokkaとかScwarzer)に熱い泡立てたミルクをカップいっぱいに注いで、チョコレートパウダーがのっています。
こちらは再びメランジェです。
メランジェはコーヒー
(たいていエスプレッソ)
に熱いミルクをエスプレッソと同量に注ぎ
(1対1でミルクは泡立てない)、
最後にふわっと泡立てたミルクをのせるものです。
こちらはフランツィスカーナー
です。
メランジェに泡立てたミルクではなく、生クリームがのせてあり、チョコレートパウダーがかけてあります。
日本でいうウィーンナーコーヒーにはこれが一番近いでしょうか。
カフェの種類が多いウィーンですが、それぞれにちゃんと違いがあるんですね。
ちなみに、ウィーンではカプチーノではなく、カプツィーナー(Kapuziner)というカフェが最初に登場しました。ウィーンに1599年に入って来たカプツィーノ修道会から名前が付けられたカフェです。これがイタリアに渡って、カプチーノになり、それがウィーンに入って来た・・・とされています。
なのでウィーンにはカプツィーナーとカプチーノの2つのカフェが存在し、
2つとも別物です。