ウィーンは様々な形容をされる中で、「バロックの都」ともよく呼ばれています。
たくさんの重要なバロック建築があることから来ています。
シェーンブルン宮殿、
ベルヴェデーレ上下宮殿、
カールス教会、ペータース教会、
王宮のレオポルド宮や帝国官房棟やヨーゼフ広場、キンスキー宮殿、
アウエルスぺルグ宮殿、MQ、
リヒテンシュタイン宮殿、ボヘミヤ官房、アムホーフ教会、ドメニコ会教会、
サレジオ会教会、グラーベンのペスト像、ドンナーの泉、
シュテファン大聖堂のメイン祭壇・・・数えるときりがありません。
その反面、ルネッサンス様式はとても少ない街です。
ルネッサンスはバロックの前の時代ですが、ウィーンは16世紀、17世紀と
オスマントルコの脅威にさらされていました。そんな状況だったので、ルネッサンス時代には気持ちの余裕がなかったわけです。プリンツオイゲンのおかげでオスマントルコの脅威がなくなった・・・そこで一挙に待ってましたと言わんばかりにバロックの花が咲きました。
オーストリアバロックは、1630年ぐらいから1740年ぐらいまでです。