一般的に、ウィーンは「音楽の都」 というイメージが定着していますね。
でも、これはウィーンという街のごく僅かな部分に過ぎません。
もちろんこれだけの作曲家が足跡を残した街や国はありませんので、音楽家に焦点をあててもみきれません。
しかし、ここウィーンはヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ王朝の居城であり、なおかつ神聖ローマ帝国時代は、ハプスブルグ家から、かなりの期間にわたってローマ王、皇帝が選ばれたため、ウィーンは皇帝の居城としての意味もあったわけです。
そのため、皇帝の居城であるこの街、ウィーンには様々な分野から様々な人がやって来ました。
その結果、音楽家もたくさん集まってきましたし、ハプスブルグ家の人達も自ら、音楽家である方も多かったんですね。
音楽だけでなく、絵画、建築など様々な分野ですぐれたものが多数あります。
ウィーンは一言で表現すれば、ヨーロッパ文化が凝縮した街です。