ウィーンで生活をしていると、様々な人種に会います。
この街は、昔からの混合民族の色が濃く残り、なおかつ、オーストリアはある程度の経済大国でそれなりに物価も高いので、出稼ぎや、オーストリアで国籍を新たに取得した、いわゆる~系オーストリア人が多く住んでいます。
例えばかつてのユーゴスラビアや、トルコ人、ポーランド人等、多数の外国人、法的にオーストリア人ですが、別の国が出身地という人が非常に多いです。
そのような人々は、ありとあらゆる事情でオーストリアに住んでいるわけですが、それぞれ自国のプライドをそれなりに持ち、しかしこのオーストリア公用語のドイツ語をそれなりに話し、ウィーンに自然に溶け込んでいるようです。
私のようにウィーンが好きで住んでいる人、しかしそれ以上に自国の政治的事情、物価水準など・・・本当に深刻な問題を抱えてオーストリアに来た人が多いのには驚きました。
一見、皆さん顔立ちがヨーロッパ人ですから、(もちろん私のような東洋人は別ですが)同じような容姿だと思いますが、しかし、よく見ると、だいたいこの地方の顔立ちだな・・・という特徴が分かってきます。
日本でいう血液型を当てるような感覚かもしれません。