オーストリアで2番目に人口が多い街で、シュタイヤーマルク州の州都です。
ウィーンから約200km南に位置し、ムーア河が街を流れ、場所によっては
イタリア的色合いがあり、世界遺産にも登録されている美しい街です。
グラーツのシンボルは城山にある
時計台です。
この時計は、長針が時間を、短針が分を表してることは有名です。
この城山には10世紀頃から小さな要塞があり、gradec (小さい城) と古文書に記録されています。
ここからの街の眺めは必見です。
ハプスブルグ家のフリードリヒ3世皇帝、カール2世大公(皇帝マクシミリアン2世の弟)、ヨハン大公(皇帝フランツII,I 世の弟)などがここを拠点としています。
また、第一次世界大戦のきっかけとなる、有名なサラエボの銃弾事件で倒れたフランツ・フェルディナント皇太子もここで生まれています。
見どころも多く、ルネッサンス様式の美しい建物や中庭が数多くあり、
様々な建築様式が見られます。
州庁舎、市庁舎、ゴシックの2重螺旋階段、皇帝フェルディナント2世の霊廟、ドーム、
世界最大の武器庫、フランシスコ修道会、クンストハウスなどです。
時計台がある標高473m(中央広場から123mの高さ) の城山へは、徒歩、ケーブルカー、エレベーターで上ることができ、のんびりと散策できるコースがあります。