ウィーンはヨーロッパ文化が行凝縮しているとても奥が深い街です。
街全体が博物館のようですから、歩いているだけでも十分楽しいです。
しかし、一般的なパッケージツアーでは、シェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿、リンク道路など、バスで見られる所を訪れるのが圧倒的に多く、旧市街にも入らないでウィーンを後にする方も多いのがとても残念です。
一番歴史が詰まったウィーンの旧市街地は是非時間をかけてゆっくり歩くべきです。
そして、伝統的なカフェに入って少しうつろぐぐらいの気持ちのゆとりはあってもいいのではないでしょうか?
この"ウィーンこぼれ話"では色々なカフェを紹介していますが、今日話題にするカフェは
観光の皆さんがまず行かないカフェであり、しかし地元では有名なカフェのひとつです。
10月13日ぐらいまで中の気温が10℃に達しない寒い日がちょっと続きました。
最近は日中10℃を越えていますが・・・。
特に10月13日の朝が今年一番の冷え込みで、3℃でした。
もっともウィーンは広い街なので、ウィーンでも場所によって気温の違いが結構あります。
ウィーンの森などに近い所は中心よりも気温は低いです。
街中のレストランやカフェではまだまだテラスが出ています。
基本的に冬時間になってもテラスが出てる所も多くあり、本当に寒くなってからテラスを片付ける所も多いです。
それだけ外でお茶をしたり食事をしたりすることが好まれていることがわかりますが、
冷たい風が強く吹いていて、気温が10℃以下でもテラスに座っている人が多いです。
ウィーンはヨーロッパ文化が凝縮した街なので、あらゆる分野のものが交差しています。
音楽もその分野のひとつですから、この街には日本からも音楽の専門的なツアーが年間を通してたくさんあります。
様々な作曲家の住んだ家が多く残されているウィーンでは、ベートーヴェンが遺書を書いたハイリゲンシュタットに行くことが比率的には一番多いのではないかと思います。
ベートーヴェンのハイリゲンシュタット遺書の家はベートーヴェンが聴力の回復を期待して滞在した場所で、耳がが聞こえなくなっていくことで絶望して遺書を書いたというドラマがあった場所です。
このブログコーナーでもベートーヴェンに関することは結構取り上げています。
ハイリゲンシュタットの遺書の家、ベートーヴェンのデスマスク、第9交響曲の家、
第9交響曲の家 2、第9交響曲の家 3、交響曲第6番田園の小川、ベートーヴェンの記念像、
ヘレーネ渓谷のベートーヴェンの跡、ウィーン21区のベートーヴェンの滞在場所、
ベートーヴェンの最後の住居、中央墓地なども参照して下さい。
オーストリアの国旗と国章というタイトルで前回オーストリアの国旗の赤・白・赤の由来について書きましたが今日はその続編です。
通常のオーストリアの赤・白・赤の国旗の真ん中に国章が入る場合があります。
その意味について触れてみたいと思います。
本日10月26日は「Nationalfeiertag」(ナチィオナルファイエルターク)という、"オーストリアの祝日"です。
この国の現在の姿の基本が生まれたとても重要な日です。
も参照して下さい。
2015年5月15日はオーストリア国家条約が結ばれて60周年記念日ということで、ベルヴェデーレ宮殿でのちょっとした特別展示やセレモニーについて書きました。
その時にオーストリアの国旗や国章について少し触れたので、今日はその意味についてまとめてみます。
今日から冬時間になりました。
日本との時差は8時間ですね。
前回のウィーンのちょっと珍しいアングル24ではシェーンブルン宮殿庭園からの印象的な
教会と16区のある集合住宅の最上階からの眺めを紹介しました。
今回はウィーンの市庁舎です。
この秋の時期の並木道が美しいシェーンブルン宮殿は日本からのパッケージツアーでは必ずと言っていいほど観光ポイントに含まれています。
私は午前のグループの皆様と、午後は別のグループの皆様と1日に2回シェーンブルン宮殿に行くこともしょっちゅうです。
個人で旅行される方もウィーンに初めて来た方は絶対にシェーンブルン宮殿は外せないでしょう。
さてそのシェーンブルン宮殿に今週末に個人で地下鉄で行こうと計画している方は注意が
必要です。
ウィーンは森の都と言われる通り、ヨーロッパの街の中では街の面積に対して緑の比率が最も多い街です。
リンク道路沿いだけでも5つ公園があり、外側にもたくさんの公園や街路樹が多い通りがたくさんあり、様々な花も植えられています。
シェーンブルン宮殿、ベルヴェデーレ宮殿、王宮庭園、国民庭園は"公園"ではなく"庭園"ですね。これらはオーストリアの国で管理していますが、それ以外の市立公園や市庁舎公園などはウィーン市の管理になっています。
このコーナーにもよく登場している私が好きなヒルシュシュテッテンの花壇庭園などは地元で有名な花の公園です。
街中の緑や花はウィーン市のMagistratsabteilung 42が管理していて、蝶をシンボルとしているマークを至る所に見ることができます。
これだけたくさんの木や花に定期的に水をあげるのは大変なことだな~とよく思っていたのですが、ある時街中を歩いているとウィーン市の係りが街路樹や花に水をあげている光景を見ました。
最後に難民問題を報告して今日でちょうど1ヵ月が経ちました。
難民問題でもウィーンも生活や観光には全く問題ありません、ウィーン西駅の難民状況、
難民問題 その後、難民問題その後 2と何回かにわたって難民状況をお知らせしましたが、
冬の本格的な寒さが始まる前にドイツの方へ行こうとする難民はまだ見られます。
今日は少しその後の難民状況を報告します。
ドイツがオーストリアとの国境を強化するということから有刺鉄線をつけたちゃんとした塀のようなものを作りたい・・・という話が出ていて、そうなればオーストリアもスロヴェニア側の国境を強化するということになるのでしょう。
10月も半ばを過ぎて朝が結構冷え込むようになりました。
ウィーンの街の木々もたくさん葉を落としていて、秋真っ只中という感じです。
仕事で頻繁に市立公園を御案内することが多く、たいていヨハン・シュトラウスの金色の像を見に行くのですが、そこに行くとこの時期とても目立って綺麗に咲く花があります。
さて、今日は思いっきり久しぶりにちょっとおもしろい階段シリーズです。
ちょっとおもしろい階段の初回が2013年11月16日、第2弾が2014年5月25日でした。
今回もまたアルベルティーナ美術館の階段です。
ウィーンは荘厳な建造物が多く並び、かつての帝国の都であった空気を今でも十分感じる
ことができる優雅で上品な美しい街です。
荘厳な建造物の外観の装飾を見ているだけでも街歩きが楽しくなります。
先日、日本のツアーの皆様に王宮界隈を御案内している時に見た光景です。
オーストリアに来て旅のお土産は・・・というと多くの方がモーツァルトクーゲルンを買われるんではないかと思います。
モーツァルトの顔がテーマになっているボールの形をしたチョコレートです。
スーパーやちょっとした土産物屋で必ず見られるモーツァルトクーゲルンはよく見ると種類が多いことがわかります。
一番良く目にするのはミラベルのモーツァルトクーゲルンで、えんじ色の箱に入った金色の
包み紙に包まれたものです。
しかしこれはオリジナルではありません。
オリジナルは2013年にもここで紹介していますが、ザルツブルクにあるケーキ屋さん、Fürst
(フュルスト)でしか買うことができません。
今日はこのフュルストのカフェについて少し書きたいと思います。
ウィーン国際空港からウィーンの中心へ来る時、もしくはウィーンの街中から空港へ行く時には、通常はタクシー、CAT(City Airport Train)、空港バス、国鉄S-Bahn(S7)のどれかでしょうか。
ウィーン空港から国鉄を使う時の注意 も参照して下さい。
国鉄S7を使うのが一番安く移動できますが、時間によってはICEが走っています。
ICE(Intercity-Express)はヨーロッパの高速列車で、1991年にハンブルク~ミュンヘン間で運行が開始され、オーストリアでは1998年5月よりハンブルク~ウィーン間を直通
約9時間で結んでいます。
最近またウィーンの森に行くことが多くなりました。
日本からの皆様とウィーンの森へ行く場合、多くは南の森に出かけます。
そちらは個人的には行きづらいこと、また多くの歴史的重要な場所が点在しています。
日本からのツアーの場合、午前中ウィーン市内観光をし、午後オプショナルツアーとしてウィーンの森が設定されていたり、組み込みでウィーンの森が入っていることが多いわけですが、上述した南の森に行くことが圧倒的に多く、その中でも特にゼーグロッテ、
ハイリゲンクロイツ修道院、マイヤーリンクが主流ですがm場合によってはバーデンが入ることもあります。
半日ウィーンの森観光で3か所の入場観光は詰め込み過ぎなので、入場は2箇所で、
途中、軽く写真ストップをする場合がほとんどです。
そんな時によく行くのがリヒテンシュタイン城です。
以前雪化粧のリヒテンシュタイン城を話題にしましたが、今回は夏の時期のお城です。
先日、シルヒャー・シュトゥルムを紹介しましたが、これは本当においしいです!
こちらの秋の味覚のひとつであるシュトゥルムは色々な所で飲むことができますが、
このシルヒャー・シュトゥルム(Schilcher Sturm)は格別です。
"Schilcher" (シルヒャー)とはオーストリア産の赤ワインが作られるぶどうの品種からできたワインの名称です。
先週の金曜日と土曜日も連続でこのシルヒャー・シュトゥルムを飲みました。
朝夕と日中の気温の差が大きくなってきて秋を感じるウィーンです。
ここ数日の天気は小雨や曇りで灰色的です。
そこで青空が見たいので、曇りになる前のいい天気の時の画像を紹介します。
やっぱりヨーロッパの街は天気が良くて、青空が見えればより街も美しく見えます。
ウィーンの街には荘厳な建造物が多く建ち並んでいますが、青空のもとで見ればとても映えて見えます。
日本からの団体ツアーでシェーンブルン宮殿と同様に多く訪れるベルヴェデーレ宮殿は重要なバロック建築で、"バロック様式"をテーマにすればシェーンブルン宮殿よりも高く評価されています。
ここ毎日ベルヴェデーレ宮殿を御案内していますが、青空で見るベルヴェデーレ宮殿は改めて素敵な建造物です。
昨日はウィーンにアンデルセンが1ヵ月住んでいたことを話題にしました。
私も小さい頃にアンデルセン童話を読み、彼の色々な話は今でもしっかり覚えています。
自分の子供にもたくさんのアンデルセン童話の読み聞かせもしました。
アンデルセンをテーマにしているうちに、やっぱりアンデルセンの故郷についても触れたくなりましたので、今日はアンデルセンの故郷であるオーデンセにある生家を紹介します。
去年、ウィーンから飛行機でドイツのハンブルクに飛んで、ハンブルクから電車がフェリーに入る渡り鳥コースを経由してデンマークのコペンハーゲンに着き、そこから車でハムレットのお城などを見ながら、オーデンセにも宿泊し、リューベックを見ながらハンブルクに戻って来ました。
ウィーンはかつての帝国の都ですから、様々な歴史上の有名人達が足跡を残しました。
街中を歩いていると色々な場所に記念の銘板が見られ、それが現在の生活の中に自然に溶け込んでいます。
今日はこんな人もウィーンに住んでいたのかという例でアンデルセンを話題にします。
日本のお客様から観光中によくトイレの質問があります。
午前中に全員で観光し、午後フリータイムなどがある場合です。
歩いている時にトイレに行きたくなった時に・・・ということですが、添乗員さんなどは
たいてい「街中のカフェに入ってトイレを」と言われています。
それもひとつの方法ですね。
ホテルに入ることもできますが、宿泊客ではないのでちょっと心が痛いかもしれません。
個人であればカフェでもホテルでも、「すみません、トイレを使わせて頂けますか?」と言えば、カフェで何も頼まなくても、またホテルの宿泊客ではなくても快く貸してくれることがほとんどです。
でもそれがちょっと敷居が高く感じれば公衆トイレがいいでしょう。
多くの地下鉄の駅などには公衆トイレが設置されています。
このコーナーではすでにトイレについていくつか書いていますが、今日はまたちょっと意外な場所にある公衆トイレです。
荘厳な建造物が建ち並ぶ夜のウィーンの街は、昼間とはやっぱり雰囲気が違います。
かなりの数の建物がライトアップされています。
日本での大きな街は・・・新宿や渋谷のように様々な店の看板などがライトで灯され、ゴチャゴチャして無秩序に見えるのが当たり前です。
ウィーンの夜は逆にある意味ではシンプルで、静かな雰囲気です。しかし様々な建築様式からなる建物がちょっと下から照らし出すようなライトアップの演出によって浮かび上がってくるように見え、とても効果的です。
今日はその美しいライトアップ第4弾です。
美しいライトアップ 、美しいライトアップ 2 、美しいライトアップ 3 もどうぞ。
ウィーンには様々な教会があります。教会それぞれに色々な建築様式を見ることができ、
深い歴史を持っています。
教会や修道院は芸術の宝庫とも言えるでしょうか。
"教会史"をベースにすれば、建築様式が違う教会でもひとつの統一性が見えてくるのも非常におもしろい所です。
今日はウィーン中心にあるハプスブルグ家にとっても重要な教会、カプツィーナー教会に少し触れたいと思います。
ウィーンでの秋の味覚として、焼き栗も栗のケーキもお勧めですが、"シュトゥルム"もこの時期かかすことのできないものです。
収穫したブドウをプレスして、発酵させてワインにするわけですが、シュトゥルムとは絞ったブドウジュースの発酵が始まった飲み物で、ブドウジュースの甘さと発酵しているガスが混ざり、さらにアルコールが少し出始めた絶妙の飲み物です。言ってみれば"濁り酒"です。
この時期は街中のカフェですらシュトゥルムを提供していて、"STURM"の張り紙や宣伝が多く見られます。
去年2014年9月にシュトゥルムについて書いていますので是非参考にして下さい。
今日はその一般的なシュトゥルムではなくて、ちょっと話題性がある別のシュトゥルムについて紹介します。
ウィーンは街路樹の葉の色も変わり、マロニエの実がたくさん街中に落ちています。
マロニエと言えば、1週間前にこの時期に咲いているマロニエにも触れました。
今日のウィーンによく見られるこの時期の花は自然の中によく見られる花です。
ウィーンの王宮はハプスブルグ家の居城であり、神聖ローマ帝国の皇帝の居城でもあったわけで、様々な増改築が繰り返された結果、色々な建築様式から成り立っていて、しかも一度も完成しませんでした。
その王宮の一番古い部分であるスイス宮にウィーン少年合唱団のミサが聞ける王宮礼拝堂がありますが、その王宮礼拝堂に入る途中の空間に"Idee Europa" というちょっとした博物館があります。
ウィーンは朝が結構冷え込むようになって来ました。
それでも日中は太陽のもとにいるとかなり暑く感じますが、やっぱり秋です。
先日久しぶりにまたヒルシュシュテッテンの花壇庭園に出かけて来ました。
ここは家族でよくいくお気に入りの場所で、個人的にウィーンでの生活のクオリティーの高さを感じることができる場所のひとつだと思っています。
この花壇庭園のドイツ語名称は"Blumengärten Hirschstetten"で、ウィーン市が管理している大きな植物庭園です。
実際には植物だけではなく動物、テーマ庭園、遊び場、迷路、ぶどう畑、ミツバチ観察、
温室などがあり、非常に充実した内容になっています。
まだ暑くなる前の5月に路面電車の貸切を話題にしましたが、日本からのパッケージツアーでのウィーン観光には路面電車を貸切ってリンクを一周することが含まれていることがあります。
個人でもチャーターできますが、料金が高いですからある意味では団体ツアーならではの
特権でもありますね。
私達だけのためにウィーン市交通局が路面電車を用意してくれて、日常生活で市民の足となっている路面電車といっしょにリンク道路を走るわけです。
最近また路面電車の貸切で皆様にリンク道路を御案内しました。
今日から10月です。
数日前にオーストリアでの義務教育の子供の数を主要都市別に紹介しましたが、今回はウィーンだけでの人数をテーマにしてみようと思います。