去年2016年の9月4日を最後にオーストリア航空のウィーン~東京の直行便がなくなりました。
正直言ってこれは非常に悲しいですね。
ベルリンの壁が壊れ、共産主義体制が崩壊した1989年から日本からも今のロシアの上空を飛べるようになったことから、オーストリア航空、全日空、アエロフロートの3社共同便による東京~ウィーンの直行便が開設されて大変に話題を呼びました。この時私も何度も乗りましたが、機体はオーストリア航空を使用、スチュワーデスに全日空から数人、コクピットにはアエロフロートからというまさに3社共同便で、当初はモスクワにストップし、皆飛行機から降ろされ、乗務員も交代して、同じ飛行機でウィーンまでということでした。
それがノンストップ便となってオーストリア航空が何年も大活躍していました。
現在ではどこかで乗り継いでウィーンに来ることになりますが、有難いことに日本からウィーンに来るお客様は減っていないと思います。団体ツアーの場合はチェコのプラハやハンガリーのブダペストを含んで移動するパターンやドイツから入るパターンなど多くあり、またウィーンは治安的にも他のヨーロッパの都市よりもずっといいので、中欧だったら・・・という方も多いのかもしれません。
いずれにしてもウィーンに来るには日本からフェリーと電車で来る方は別として、(この御時世で電車で来る人がいるかどうかわかりませんが・・・)飛行機を使うことになります。
世の中には色々な航空会社がありますが、時間に正確な航空会社の順位が最近新聞に掲載されていました。
右の統計を御覧下さい。
これは2017年1月半ばに新聞に掲載されていたものですが、40の航空会社を調査した時間に正確な航空会社ベスト10です。
KLMが88.5%と時間に一番正確な航空会社ということになります。
オーストリア航空は5番目ですから大健闘しています。日本のJAL,ANAももちろんベスト10にランクされています。
この統計によると中国のHainan Airは避けるべきだと書かれていました。この航空会社は何と70%が遅れて到着するらしいです。
"時間"は二度と取り戻すことができない貴重なものですね。
1. KLM | 88.5% |
2. Iberia | 88.13% |
3. JAL | 87.8% |
4. Qatar Airways | 86.34% |
5. Austrian Airlines | 85.74% |
6. ANA | 85.54% |
7. Singapore Airlines | 85.45% |
8. Delta Air Lines | 85.17% |
9. TAM Linhas Aereas | 85.07% |
10. Qantas | 84.3% |
旅行は飛行機で行くことが多いですから、限られた時間を有効に楽しむ旅行では定刻時間に到着することは重要な要素です。
特に団体ツアーの場合は行程がしっかり決められいますから、航空会社の様々な事情による飛行機に遅れは時として決められた街を観光できないことだってあります。
飛行機が半日遅れれば、旅の行程も半日なくなるわけですから大きいですね。
私も長くガイドをしているとしかたなくこのような状況になってしまったお客様をたくさん見てきました。
しかし、何と言っても安全第一ですから機体に支障があっても飛ぶよりは、問題をしっかり解決して飛んでくれた方が安心ですね。
皆さんのお気に入りの航空会社はここにランクされていましたか?