難民問題その後5/現地の反応

去年の9月頃から難民問題がクローズアップされ、EU諸国は対応に追われています。

秋はまだ気候がいいのでかなりの難民がEUに入りましたが、冬になると寒さの厳しさから

ぐっと数が減りました。

それでもまだ完全に途切れることはないようです。

前回にも書きましたが難民としてオーストリアに入国しても、すぐにそれでは、是非ここで暮らして下さい・・・というわけではなく、しっかり審査され、難民として相応しくない人は国外退去となります。

そのため結果が出るまでの間は収容施設に一時的に住むことになりますが、難民の流入が少し落ち着いたこの時期の地元の反応や意見は少しづつ変わってきています。

 

一時的に滞在している難民のほとんどは自の立場を理解し秩序を守っているわけですが、

中には犯罪に手を染めてしまう難民もいるようで、そこから地元人の難民に対する意識が反対的になってきました。

オーストリアも他のEU諸国との足並みを揃える形で難民入国の規制を強化する方針です。

ケルンやザルツブルクなどで難民が女性に嫌がらせをしたことがきっかけとなり、規制を強化すべきという地元の意見が多くなっています。

 

難民流入の上限をすぐに設定するべき

76%
難民入国を直ちにストップするべき 48%
制限しなくてよい 17%
回答なし 7%

これは2016年1月12日~1月14日に行われたアンケートの統計です。

圧倒的に難民流入にをストップするべきという意見を含め、難民制限をするべきという意見が大多数を占めています。

 

これは一部の心無い難民が犯罪を起こすことへの批判と難民の量にオーストリアが耐えられないのではないかという不安からのことです。

 

難民としてEUに受け入れてもらいたいのであれば、立場を踏まえてこちらの規則や習慣に従うべきでしょう。

 

以下参考までに以下もどうぞ

難民問題でもウィーンも生活や観光には全く問題ありませんウィーン西駅の難民状況

難民問題 その後難民問題その後 2難民問題その後 3難民問題その後4/統計

 

 

 

繰り返しますが、難民問題は生活や観光には全く影響ありません。

 

 

 

 

 

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