皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が一目惚れしたといわれる、バイエルン、ヴィテルスバッハ家のエリザベート・・・愛称シシィは話題性たっぷりで、世界中にファンがいますね。
日本でもウィーンオリジナルのミュージカル"エリザベート" が1996年に宝塚歌劇団などでも公演されたことなどを始め、ますます有名になっていきました。
王宮にはシシィ博物館があり、フランツ・ヨーゼフとエリザベート結婚150周年記念の
2004年4月25日にオープンし、去年の2014年4月25日でちょうど10周年を迎えました。
エリザベートファンにとってはおもしろい博物館です。
エリザベートの記念像というと、ウィーンでは国民庭園のエリザベート像が真っ先に
思い浮かぶのではないでしょうか。
意外な所ではウィーン西駅にも彼女が立っています。
意外な所と言えばこちら写真の
エリザベート像はどうでしょうか。
このエリザベート像は、ウィーン旧市街
一角にあるHotel Kaiserin Erisabeth
(ホテル カイザリン エリザベート)
の入口の所に置かれています。
Kaiserinは皇后という意味です。
このホテルの建物は歴史があり、14世紀半ばのハプスブルグ家のルドルフ4世時代には登場していて、歴史上有名人が多く
宿泊しています。
例えば、モーツァルト、クララ・シューマン、リスト、ワーグナー、ブルックナー、グリークといった音楽家、
画家のオスカー・ココシュカ、
またハプスブルグ家最後の皇帝カール1世の長男オットーさんなどが挙げられます。
このホテルはWeihburggasse3番地にありますので、シュテファン大聖堂のそばに来たら、ちょっと立ち寄ってみるといいでしょう。