以前の第九交響曲の家を見て頂くとわかりますが建物の色は薄い黄色でした。しかし・・・
最近こちらの写真に見られるように、オレンジっぽい色もしくは
明るい茶色に塗り直されました。
以前の色がずっと定着していましたから、最初に見た時にはあれっと
思いましたが、実はこの色は
ベートーヴェンが当時ここに住んでいた頃の色だそうです。
前回は外にある第九の旋律の記念プレートを紹介しましたが、今回は内部の雰囲気を
少しだけ紹介します。
内部は博物館になっていて、
非常に明るい雰囲気です。
いくつかの部屋に分かれていますが、実際にベートーヴェンが住んだ空間は、中に入ってすぐ左に少し入った寝室とその奥の空間だけで、それ以外の部屋は記念館として使われていますが彼が住んだ空間では
ありません。
こちらの写真はベートーヴェンが当時住んだ空間ではなく、入り口正面から続く2つ目の
部屋で、ベートーヴェン時代の当時の調度品や様々な資料が展示してあります。
ビーダーマイヤー時代の雰囲気ですね。
こちらは入口から入った左側の本来住んだ空間の寝室です。
ここに置かれているベットはおそらくベートーヴェンの使用していたベットということになっています。
ベートーヴェンはとにかく引っ越しを多くしました。
彼は生涯独身でしたし、身の回りの物と作曲に必要な物ぐらいしか
なかったので、彼の住んだ住居は
決して大きくありません。
この記念館に入ると、やっぱり外で見ているのとは違い、ベートーヴェンが、
そしてあの第九交響曲がもっと身近に感じます。
この記念館でその他見られる資料もとても興味深い物がありますので、
ここは十分見学する価値があります。